2024.04.26
経営
2023.12.13
経営
「初診患者を増やすにはどうしたらいい?」
「集患のために、明日からできる具体的な方法を知りたい」
などとお悩みの歯科医院は多いことでしょう。
集患の基本は、初診患者を増やすことです。リピーターの獲得も重要ですが、まずは初診患者を増やさないことにはリピーターは生まれません。初診患者を増やすには、正しいマーケティングを知る必要があります。
この記事では、初診患者の集患に困っている歯科医院に向けて、効果的なマーケティング戦略を紹介します。歯科医院の集患におけるマーケティングの重要性も解説。初診患者を増やしたい歯科医院は、ぜひ最後までご覧ください。
初診患者を獲得するには、Webマーケティングが効果的です。まずは、集患に効果的な以下のWebマーケティング戦略を試してみましょう。
それぞれ詳しく解説します。
Web検索で歯科医院を探す患者を集患するために重要なのは、SEOを意識したホームページ制作です。
SEOとは、Googleなどの検索エンジンで自身のサイトを上位表示するための施策のことです。具体的には、検索結果の1ページ目に表示させることを目指します。
歯科医院を探す方法として、Web検索は主要な方法の一つです。患者が検索した際に、自身のWebサイトが上位に表示されていれば、ページを訪れて来院につながることが期待できます。
なぜ1ページ目かというと、2ページ目以降のWebサイトはほとんど見られないためです。さらに、1ページ目の中でも、上位に表示されるほどクリック率は高くなります。
FirstPageSageが2023年に行った調査によると、検索結果1位のクリック率は39.8%。2位の18.7%の約2倍以上です。10位のクリック率は2.2%のため、1ページ目の中でもどの検索順位で表示されるかによって、クリック数に雲泥の差が生じます。1
とはいえ、順位が決まる仕組みは非常に複雑であり、1位を勝ち取ろうと思っても容易にできるものではありません。そのため、まずは1ページ目に表示されることを目指しましょう。
検索結果で上位表示させるためには、キーワードベースでサイトを作ることが重要です。たとえば「歯科医院 ○○(地域名)」などのキーワードで検索するユーザーのニーズを満たすコンテンツを作るということです。
SEO対策のやり方は「SEO対策 やり方」などで検索すると豊富に情報を見つけられるので、ぜひ調べてみましょう。
短期間で集中して集患したいときは、オンライン広告を利用しましょう。オンライン広告とは、検索エンジンやWebメディア内に表示される広告のことです。
オンライン広告を利用すると、ニュースサイトやゲームアプリ上に広告が表示されます。広告を見たユーザーがホームページを訪れ、実際に来院してもらうことを狙います。
オンライン広告は、初診患者を呼び込む効果が大きい施策です。アクセス効果を大きく期待できる一方で、月に20万円以上の費用がかかるため、短期間で行うのがおすすめです。
他の施策と合わせて、医院の知名度を上げるために使うのが良いでしょう。
Googleで自院の存在感を高めるために、Googleビジネスプロフィールに登録しましょう。
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが提供している店舗情報管理サービスです。自院の店舗情報を登録しておくと、Googleの検索ページにマップや店舗情報が表示されます。
また、Googleビジネスプロフィールに登録することは、MEO対策を行う上でも重要です。MEO対策とは、Googleマップなどの地図検索で上位に表示させるための対策です。
自宅付近の医院を探している患者がGoogleマップを使うことは、十分に考えられます。Googleビジネスプロフィールは無料で登録できるため、マップを検索した患者を集患するためにぜひ登録しましょう。
オンラインで受付や予約ができる予約管理システムを活用するのも、歯科医院の集患に効果的です。予約管理システムを使えば、パソコンやスマホなどから来院予約ができます。
電話による予約受付では、休診日や休診時間中は予約を受けられず、機会損失が発生してしまいます。しかし、予約管理システムなら24時間予約を受け付けられるので、取りこぼしを防げるでしょう。
電話が苦手な患者も、簡単に予約できるというメリットもあります。
時代に合わせた集患方法を取り入れるなら、SNSの利用は必須と言えます。X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeで情報発信をし、自院をPRする方法です。SNS運用は、他院との差別化やデジタルネイティブの患者にアプローチしたいときに効果的です。
近年は若者を中心に、SNSをきっかけに来店や購入判断をするケースが増えています。SNSの利点は、カジュアルな発信を通じて医院のコンセプトやスタッフのキャラクターをアピールできることです。
初診の患者にとっては、事前にクリニックの雰囲気やコンセプトを知れるので、安心して来院の判断ができるでしょう。
オンラインの施策だけでなく、以下のようなオフライン施策も並行して行うのが重要です。
オフラインの利点は、地域に住むターゲットへの訴求力が高いことです。それぞれ見ていきましょう。
オフラインマーケティングで代表的なのが、チラシのポスティングです。ポスティングとは、チラシを指定されたエリアに手渡しすることを指します。
ポスティングのメリットは、即効性が高いことです。チラシに興味を持ってもらえれば、当日あるいは翌日には来院してくれることもあるでしょう。
また、インターネットをあまり使わない高齢者にも見てもらえるため、幅広いターゲット層にアプローチできます。費用はA4サイズ1枚で4円程度なので、費用対効果が良く、指定したエリアに配布できるのもポイントです。
自院の前や周辺の目立つところに、看板を設置するのもおすすめです。
店舗前に看板を設置すると、歯科医院の場所を認知してくれます。すぐに来院につながらなくとも、周辺に住んでいれば看板を目にするたび自院の存在をアピールできます。
他には、電信柱や駅などに看板を設置するのも効果的です。人目に付きやすく、認知度アップが期待できます。看板の設置費用はスタンド形式なら3万程度、大型の壁掛けなら10万円以上が相場です。
歯科医院は、全国に6万以上あり、コンビニの数よりも多いと言われています。2さらに、昨今の少子高齢化により人口が減少する状況においては、いかに競合と差別化をして集患するかが重要です。
ただ患者を集めるだけでなく、どのような治療を求める患者を集めるかも大切です。たとえば、単価の高いインプラントや歯列矯正の患者をターゲットにし、医院の売上アップを図る方法があるでしょう。
集患をするにも、患者の単価アップを狙うにも、いずれの場合もマーケティング思考は欠かせない要素と言えます。
集患をする際には、以下の3つの重要なポイントがあります。
以下にて具体例を交えて解説します。
まずは、自院のターゲットやアピールポイントを明確にしましょう。不特定多数に向けて漠然と発信するよりも、特定の層に向けてメッセージを発信する方が、ターゲットの心は動きやすいです。
たとえば、地域密着を目指すなら、かかりつけ医として患者の悩み解決や虫歯の早期治療などを訴求する方法が考えられます。一方で、インプラントやホワイトニングに力を入れるなら、遠方の患者も視野に入れる方が効果的です。
自院がターゲットとする人物像を明確にし、シャープで患者の心に刺さるメッセージを届けましょう。
初診の患者を呼び込む以外にも、リピーター獲得にも力を入れましょう。リピーターの獲得を、集患に対して増患と言います。
マーケティングの世界に「1:5の法則」があります。これは、新規顧客の獲得には、リピーターの5倍のコストがかかるという法則です。
また、リピーターの方が長期的に利益をもたらしてくれる可能性が高く、長期的に医院を経営するにはリピーターの獲得は不可欠です。ある程度初診の患者が来院するようになったら、増患の施策も考えることで、さらなる売上アップが見込めるでしょう。
集患を行う上で考えるべきなのが、患者の行動パターンです。マーケティングの手法はさまざまありますが、ターゲットによってどの手法の効果が高いかが変わります。
多くの患者は、歯科医院をスマホやタブレットで検索し、来院を考えるでしょう。その意味で、SEOやMEO対策は効果の高い方法と考えられます。一方、高齢者をターゲットにするなら、オフラインの施策に重きを置く方が良いかもしれません。
また、初診時には問診表に来院のきっかけを記入してもらい、どの施策が効果を上げているかを調べるのも重要です。
歯科医院での効果的なマーケティング戦略を紹介しました。Webマーケティングを積極的に利用し、初診患者の集患につなげましょう。
ホームページやSNSだけでなく、チラシや看板などのオフラインマーケティングも組み合わせるとより効果的です。
初診患者が集まってきたら、リピーターの獲得にも目を向けるのを忘れないようにしましょう。
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